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A Memory of New Orleans

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St. Charles Avenue


A streetcar afar


A streetcar in NO


The famous Columns Hotel in St. Charles Ave.
You hear jazz weekends.

セイント・チャールズ・アベニューはニューオリンズのアップタウンと呼ばれる文教地区と フレンチ・クオーターなどの歓楽街のあるダウンタウンを結ぶ通りです。真ん中を路面電車が走り、両側は街路樹の生い茂る、本当に 美しい通りでした。ハリケーン・カトリーナによる大洪水の後あの美しい通りがどうなったのか、心配です。

 

 

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  仲子 潔といいます。「仲子」は「なかのこ」と読みます。ヨシル英語塾という個人で教える英会話教室を自宅で始め てこの6月で12年目を迎えました。

ヨシル(YOCOEL)とは

Yoshi's clinic of English language

の略称です。どこか体の調子が悪いとお医者さんに行って直してもらうように、あなたの英語がどこかおかしく て相手に意味がうまく伝わらないときはこの塾に来てもらって診断を受け、処方に基づいて欠点を直し、再び自信を持って英語を使っても らえるようお手伝いする、そんな場所でありたい、との願いをその呼称に込めました。

開塾初日から一貫して変わらないヨシルの方針があります。それはラーナーセンター・アプローチ、英語で書けば learner centered approach。教師の勝手な都合でなく、学習者の中で何が起こっているのかを常に考えながら英語を教えていこうという 英語教育の姿勢です。英語教育に限ったことではありませんが、伝統的な教育においては知識は教師から学習者へと伝えるもの(英語で はtransmitといいますが)という教師の側のいわば勝手な思い込みのもとに、学習者の視点を忘れた指導がごく普通に行われてきました。 しかし、学習で本当に起こっていることは、教師の頭の中にある知識がまるで電波のように空気中をつたって学習者の頭に伝えられて 行くなどということでは勿論なく、あくまで学習者が教師の説明をヒントに同じ知識を学習者自身の力で新たに頭の中に創り上げて いく、ということにほかならないのです。つまり、知識は(テレバシーか何かのように)伝達されるのではなく、ひとりひとりの学習者に よってそのつど新たに学習者の頭の中に創造されていくものなのです。

学習とはこのように学習者ひとりひとりによる知識の再創造ですから、生み出される知識に教師のそれとの相違が 生じたとしても何の不思議もありません。教師の説明を聞いてその何たるかを理解しようとする時(つまり頭の中にそれを再創造しようと する時)その理解のよすがとなるものは単にその教師の説明だけでなく、ひとりひとりの学習者の中にもともとある考えや知識にも大きく 影響されてしまいます。ところが、それらの考えや知識は学習者ひとりひとり少しずつ異なっているのですから、理解(つまり新たに生 み出される知識)に教師のそれとのズレが生じるのはむしろ自然ですし、生徒相互間でも違いが生じることに何の不思議もないわけです。

文学や芸術の世界ですと、学習者に起こるこうした理解の相違は創造的個性として時としてむしろ推奨されるので すが、科学教育においては通常容認できるものではありません。なぜなら、月までの距離を計算するのにその計算式が人によって違い、よ ってその値も違っていては大変な不都合が生じるからです。従って、科学教育の世界では密度の濃い計算練習や問題演習などを通じて、学 習者における規範的知識との相違を正していく必要があります。科学教育に限らず、知識教育においてはこの「正し」が教育の最も重 要な要素のひとつなのです。(もっとも知識の再創造で生じる相違が科学教育で絶対悪とはいえないことは言及しておかねばなりません。 類まれなる科学者における理解の個性的相違は新理論の土台にもなるからです。)

外国語教育も科学教育と似ていて、実際の外国語の言語体系とは異なった体系が学習者により構築されたのでは 意思疎通に障害が生じてしまい、問題です。基本的には学習者の「創造」的学習力を最大限尊重しつつ、「正し」の要素もしっかりと 組み入れた形が英語を含めた外国語学習のひとつの理想形といえそうです。

もっとも「正し」は学習者にとってはインタベンション(intervention)即ち「干渉」行為にほかなりませんから、 その過多な使用は学習者にとってただでさえ負担の大きい外国語学習において、学習意欲の維持という点から見て、大きなマイナス要因に なってしまいがち。良かれと思って行った「正し」がむしろ学習意欲の減退につながっては何の意味もありません。この点を考えると、 外国語学習カリキュラムのポイントは、インタベンションは最小に抑え、学習者が自らの自然的学習力で再創造した言語体系がほとんど そのまま外国語の実際の言語体系となるように教材や教授法を整えることにありそうです。こうした観点を踏まえて考える時、どのような ことが外国語教育の留意点として浮かび上がってくるでしょうか。

まず第一に、外国語教育は日常生活に関する諸表現から始められるべきだ、ということです。日々の動作や出来事 は文化を超えて共通する点が多いので、ある表現を聞いてそれが何を意味しているかをつかむのはこの領域においては比較的容易です。 これが、学習者自身による外国語の正しい知識の創造に貢献することは明らかでしょう。

第二に、新たな言語材料を導入する際には、実物や模型、また実物を模写したおもちゃ、あるいは絵や写真、イラストなどとともに提示す ることがたいせつである、という点です。なぜなら、こうすることにより、学習者はその言語材料の意味をより容易にまたより正確に つかむことが出来るからです。このことも、また、言語学習者が自ら新たな外国語の言語体系をより「正しく」創り上げていくのに大いに 貢献します。

第三に、外国語教育は学習者に自然的に内在する学習傾向を尊重して行われるべきだ、という点です。これも学習 者自らによる知識の再創造をできるだけ尊重するということからの、いわば当然の帰結です。学習者の自然的学習傾向についてはこれまで の研究でいくつか明らかにされています。なかでも、「一般に学習はおおざっぱな、全体的理解からより詳細な部分的理解へと進む」とい う学習傾向は広く研究されており、この傾向に依拠することの大切さは1980年代にアメリカやオーストラリア、またニュージーランド で広く行われた「ホールランゲージ・アプローチ」(whole language approach)と呼ばれる識字教育運動の中で強く主張された点でした。 社会の中でひとが自然に新しい言語を学ぶ時は、通常、言葉とその意味の関係がまずおおざっぱに把握され、それから少しずつ細かな部分 の理解(つまり創造)へと進んでいきます。そして、やがてそうした細部のより深化した理解が当初の全体的理解にフィード・バックされ て、全体像自体がより正確に構成し直されます。これがまた細部の理解をより深めていく、といった形の深化のメカニズムが言葉の自然学 習では成り立っており、これに依拠して学校における言語教育もおこなわれるべきだ、というのです。初期の、おおざっぱな体系の中で発 せられる言葉は、細部にわたって言語を承知している者から見れば間違いも多いのは事実なのですが、だからといってそうした間違いをいちいち とがめて訂正していると、そのうち学習者の発話への自発的意欲が失われていき、ついには新言語の体系を創りあげていこうという意欲 そのものも失われてしまいます。全体像を大雑把につかもうとする学習者の自然的学習傾向に依拠して授業計画を立てるとともに、明らか な意思疎通の齟齬が起きる場合を除いては出来るだけ訂正は控えて、学習者の発話しようという意欲を尊重することこそが外国語学習、 特にコミューニケーション重視の外国語会話学習には必要なのです。

学習者に内在する自然的学習傾向を尊重すべきという点から言うと、さらにいくつか外国語学習のポイントを指摘するこ とが出来ます。例えば、子供の母国語学習を観察すると、新たな言語材料が提示されたとき子供たちは、概して、初めその聞き取りと発話 場面の観察に集中し、その理解があるレベルに進んだ時に初めて発話を試みる傾向が見られます。この、静かなる聞き取りの期間は 「サイレント・ピリオド」(silent period)などと呼ばれたりもしますが、この静かなる聞き取りの期間がわれわれに示唆していることの ひとつは、状況が明白な場面において音によって学習者に新しい言語材料を提供することの大切さです。学校のみで外国語を習った人たち は言語学習とは文字による学習だと錯覚されている場合も多いのですが、本当のところ言語の本質は音によるサインの体系にほかなりませ ん。従って、音を通してこそ我々の脳はもっとも良く言語の体系を学ぶようにできています。そこで、明白な状況設定のもとで音によって繰り返し 短い言語材料を学習者に提示することにより、学習者が自然に新しい言語の体系を創造していくように仕向けることも、効果的な外国語学 習カリキュラムを作成するうえでの極めて重要なポイントと言えます。これによって学習者がやがて、似た場面で進んで発話を始めればシ メたもの!なお一層積極的に学習に取り組むようになること請け合い!

子供の母国語学習については次のような指摘もあります。子供たちは高度な言い回しから単純な表現まで 常に種種雑多な言語材料の、いわば洪水に晒されているが、彼らはそれら全てを聞き取ろうとしているわけではなく、それまでに自ら創り あげてきた言語体系を基に理解可能なものだけを聞き分け、それを新たな知識として取り込んでいくのだ、と。つまりは、子供たちが自然 状態で耳にしている全ての言語材料が彼らの学習の直接の対象となるのではなく、彼らがその時既に所有している言語体系に基づいて 理解可能なものだけを知らず知らず学習の対象としている、というのです。こうした言語材料は「コンプリヘンサブル・インプット」 (comprehensible input)とも呼ばれますが、要は子供たちは意味のわかる表現だけを学習するという指摘です。上で述べたように音で言語 材料を提示することは効果的な外国語学習においてきわめて重要ですが、それも意味をしっかり理解させたうえでのこと。明白な状況設定 での新言語材料の提示もその目的を果たすためでもあるのですが、それでなお意味が理解されないようなら日本語でしっかり説明すること もとても大事な教師の役割なのです。

外国語教育を真に学習者中心のものにするための、こうした留意点をしっかり踏まえた形で、ヨシルでは現在五つ のコースを用意しております。
        1)入門コース
        2)初級コース
        3)中級コース
        4)上級コース(主張する英語)
        5)欧米大学への留学コース
以下で、これらのコースのカリキュラムの特徴を順次説明します。

2)入門コース
当塾にに来られた生徒さんの中に、英語の知識はかなりあるにもかかわらず会話となるとまったくと言ってよいほど英語が出てこない方がおられました。 しかも何か月か経過した後も一向に英語が口をついて出てこないのです。やさしい表現で英会話にさそってみるのですが、すぐに日本語に戻って話されます。 いろいろと試した結果、こうした生徒さんには少し古典的な手法である「パターン練習」が案外効果的であることがわかってきました。
パターン練習といっても昔の中学校などで行われたような、印刷された英文の一部の単語をとっかえひっかえしながら、日本的英語発音で復唱する、といった ようなやり方を言っているのではありません。ネイティブの音で提示される英語の基本文を、耳だけで聞き取って反復する、という練習を指しています。だが、 これが、これがネイティブの音になれていない者にはなかなか難しい活動で、聞き間違えなど数知れず。簡単な英文すら10分経ってもまだ聞き取れない、 ということも、しばしばです。でも、この練習をめげずにやり通すと、いつからか本物の発音で日常的な思いや行動の表現が、自然と口をついて出るようになる から不思議です。まさしく「言葉の耳から学習」の成果そのもの!
勿論、さまざまにある聞き取りのコツは、その都度教師から提示されるので、カイダンスに従いながら少しづつ着実に歩みを進められることは、いうまでもありません。
教材は、当塾独自のものに加えて、下記の英会話DVDの一部も使い、ネイティブ・スピーカーたちが繰り広げるストーリーを楽しみながら練習を進めていけるように 工夫しています。
このやり方で英語の話ぐせがついたら初級コースに進み、より楽しく英語を学んでいきましょう。
レッスン料は月4回で5000円プラス消費税。入会金などは一切いりません。月初めにその月のレッスン料を納めていただくだけです。お辞めになる 場合は月の終わりまでに申告いただければ翌月のレッスン料はいただきません。(月の途中でお辞めの場合その月のレッスン料は返却 できませんのでご注意下さい。)プリントのコピー代など小額の経費はそのつどご負担ください。

入門コースでは以下のDVD教材を部分的に使用します。

  • Saslow, J., Ascher, A. Top Notch TV. Pearson Longman

3)初級コース
このコースは、簡単な生活や旅の英語、例えば朝何時に起きたとか朝食を作る、食べる、程度は話せるという生徒さんを対象とするコース です。
レッスンは簡単な英語で近況の報告をしあうことから始まります。ここでは、生徒さんが既に学習した表現を使ってなんとか発話する、という ことが目的なので、スムースに話が進むことが一番大切なこと。何とか意図した意味が伝わる限り教師からの「正し」は行いません。
次は正式の発音テキスト(下記参照)を使ってのネイティブの音をモデルにした発音練習です。主に単語を教材に、主だった英語の母音と子音 をややゆっくりぎみに、しかしできるだけ正確に発音できるように練習します。口の構えや開き具合、舌の位置などをしっかりと定めて、原音に 近い音を出せるように、毎回少しずつ練習していきます。
このコースの中心のアクティビティは、ネイティブの自然な会話を繰り返して聞きながら、その口調をなんとか真似て再現する、ちょっと過酷(?)な 会話練習です。レッスン最初の単語の発音練習の時間とは異なり、ここではナチュラルスピードで迫りくるネイティブの話す音の圧倒的な塊をなんとか真似るように 一生懸命練習してもらいます。実は、実際のネイティブの会話では、単語ひとつひとつが明確に区切られて発音される、なんてことはありません。むしろ、 いくつかの単語が融合して、まるでひとつの滑らかな音の流れのようにわれわれの耳に迫ってきます。それをそのまま真似ながら、教師からの聞き取りのコツをヒント に、有意味な単語の連なりとして理解できるまで繰り返し発声します。
ゆっくり正確に発音された時の単語の発音が、ナチュラルスピードの会話の中でどんな感じに変化するのかを体感し、またそれを自らも再現できるようになることこそが 英会話名人になる王道の道なのです。
このアクティビティには、主に「トップ・ノッチ」というタイトルの、架空の旅行社を舞台にした、とても楽し いDVD教材を使っています。この教材をやり終えるころには、旅にも日常生活にも対応できる、豊かな実用英会話力が身についていることと思います。

レッスンの単調さを防ぐため、時にはスヌーピーの3分動画などを投げ入れて単語の聞き取りゲームを楽しんだり、アメリカで変わらぬ人気を誇るスクラブルという単語ゲームをしたりと、 色々工夫もしながら、生徒さんの英会話力向上のお役に立ちたいと思います。

このコースで使用する教材の正確なタイトルなどは次の通りです。:

  • Saslow, J., Ascher, A. Top notch TV. Pearson Longman.
  • Gilbert, J.B.(2012) Clear speech From the Start(second edition). Cambridge.
  • Steven J. Molinsky & Bill Bliss (2006), Word By Word (second edition). Pearson Education.

授業料は月4回で5000円プラス消費税。入会金などはいりません。月初めにその月のレッスン料を収めていただくだけです。お辞めになる場合は 月の終わりまでに申告いただければ翌月のレッスン料はいただきません。(月の途中で急にお辞めの場合、その月のレッスン料は返却できませんのでご注意ください。)その他、 プリントのコピー代など小額の経費をご負担いただきます。

4)中級コース
このコースは、英語による基本的な意思疎通ならあまり問題はないが、もっと幅広くいろんな話題に的確に対応できるようになりたいと望 んでおられる生徒さんが対象です。このコースでは生徒さんの志向に応じて2種類のレッスンを選択していただきます。

中級コースA
社会生活の中でアメリカ人を中心に色々な外国人と色々な話題でもっともっと自由に話し合いたいと望まれている生徒さんに合ったコース です。
レッスンは英語による近況報告で始めます。次に過去一週間で気になったり、興味をひかれた話題について英語で短いスピーチをしてもら います。それから、その話題について理解を深めるためのディスカッションを皆で行います。もちろん英語です。意図が誤解されるおそれ がある場合は、教師による「正し」が入ります。ですが、スムースに討論が進むことが一番大切なことなので、この「正し」は最小限に留 めます。もちろん、表現について疑問が生じたら遠慮なく質問できます。できるだけ英語で質問するようにしましょう。それがまた英会話 の上達にもつながります。
生徒さんの持ち込み話題についての討論が終わったら、アメリカのニュース番組やYOUTUBEなどから取った短いビデオ・クリップを 見て、教師からの英語による簡単な説明を聞き、それについての討論をしてもらいます。ビデオ・クリップはできるだけ幅広い分野から採 るようにしています。幅広い英語の表現力を身につけることがこのコースの目的ですので。もちろん質問大歓迎。もし教師に分からないこ とがあれば、インターネットで英語版ウィキペディアなどにアクセスして皆で答えを探します。教室には(といっても私の家の6畳の和室 ですが)コンピュータにつながったテレビがありますので、画面を皆でシェアできます。
レッスンの最後は教材テキストを使っての新表現の学習です。この2,3年は「スラングマン」というタイトルの教科書を使ってアメリカ 英語のスラングを学習しています。スラングの和訳は「俗語」ですが、この訳は実態を伝えていません。スラングは日常生活でアメリカ人 が自分の本当の気持ちをズバリ相手に伝えたいときに頻繁に使われる表現で、「下品」な表現などではありません。むしろ、スラングの知識 なしにアメリカ人同士の普通の会話を理解するのは不可能でさえあります。われわれもスラングを良く知り、時には自らそれを使ったりし て本当に相手の琴線に触れる英語力を身につけましょう。
使用する教材の正確なタイトルなどは次のとおりです:

  • Burke, D. (2005) The slangman, guide to street speak 1, 2, 3. Slangman Publishing.

よりフォーマルな英語表現の習得に関心のある方のために、「リーディング・エクスプローラー」という教材テキスト も用意しております。これはさまざまな社会的また科学的テーマの議論に役立つ英語表現を学ぶのに適した教材で、ナショナル・ジオグラ フィックから取られたビデオもついており、音のみならず視角も使って英語を理解できるように編集された、良い教材となっております。

  • Tarver-Chase, B. & Bohlke, D. (2015) Reading Explorer. Cengage Learning.

授業料は月4回で5000円プラス消費税。入会金などはいりません。教材テキストはアマゾンでご購入ください。その他、 プリントのコピー代など小額の経費をご負担いただきます。

中級コースB
このBコースは、主に仕事の場でアメリカ人などと会話するときに、常々もっと幅広くさまざまな話題について英語で討論などしてみたいと 感じられている生徒さんを対象とするコースです。レッスンの大枠はAコースと同様ですが、取り上げる話題は公式の会議や仕事の打ち合 わせなどのときにより役立つように配慮しています。
Aコースと同様、レッスンは英語による近況報告で始めます。過去1週間くらいの出来事などを簡単に報告しあい、感想を述べ合います。 ここでは「正し」はほとんど行いません。ウォームアップがわりと考えていただくとよいと思います。
ウォームアップのあとは生徒さんによるスピーチです。過去1週間くらいに見聞きしたもののなかから興味をひかれた話題をひとつ取り上 げてそれについて英語による簡単なスピーチをしてもらいます。話題はなんでもかまいませんが、このBコースはおもに仕事にまつわる英 語の学習が基本的な目的なのでできるだけその線に沿ったテーマで話して下さい。ここではある程度の「正し」が入ります。特に明らかに 話し手の意図が伝わらないと思われる場合は必ず「正し」を入れます。スピーチが終わったら、それについての英語による討論です。感動 した点、疑問点、質問などなんでも自由に討論します。最小限の「正し」も入れます。
討論の後は、アメリカのニュース番組やYOUTUBE、またアメリカで出版されたドキュメンタリーDVDや英字新聞の記事なども使っ て教師の側から英語で問題提起をおこない、それについて英語で意見や感想を述べ合います。疑問が解消されないときにはインターネット で英語版ウィキペディアなどにアクセスして皆で答えを探します。上で書きましたように、教室にはコンピュータに接続したテレビが置い てありますので、画面を共有できるようになっています。
レッスンの最後は教材テキストを使っての新表現の学習です。現在はDVDにトランスプリプト(会話をそのまま文字におこしたもの)の 付いた、アメリカのさまざまな人たちへのインタビュー集をテキストとして用いて、実際の会話で使われる生の英語表現を学習しています。 表現そのものの学習もさることながら、さまざまなアメリカ人のさまざまな発音が聞けるのがこのテキストの最大のメリットです。アメリ カで暮らし始めると、多くのアメリカ人たちが、日本で習った英語の標準的発音とはかなり違った発音で英語を話すのに気付かされます。 アメリカでいろんな人と仕事をするときはそうした発音の違いに慣れるということも大変大事なポイントですので、日本にいる間にそれに 慣れていただこうという配慮です。
インタビュー集の正確なタイトルなどは次の通りです:

  • Brown, S.E., Lucas, C. English in everday life. McGraw Hill.
  • Brown, S.E., Lucas, C. English in the workplace. McGraw Hill.

上記のテキストを終了したあとは、より専門的な議論に役立つ英語表現を学ぶのに適した「トウェンティ・ファースト・ センチュリー・リーディング」のシリーズを教材として使用します。これは現在 NHK で評判の「白熱教室」にも使用されている TED のスピーチ を元に作られた教材で、スピーチの動画もついた、優れたものです。

  • Longshow, R. & Blass, L. (2015) 21ST Century Reading. Creative Thinking and Reading with TED Talks. Cengage Learning.

授業料は月4回で5000円プラス消費税。入会金などはいりません。教材テキストはアマゾンでご購入ください。その他、 プリントのコピー代など小額の経費をご負担いただきます。

5)上級コース(主張する英語)
このコースは、普段の出来事については問題なく英語で会話できる人のためのコースです。ですが、日本にいるとそれ以上のレベルにいく のはなかなか困難ですよね。そんな方が英会話技術の一層のプラッシュ・アップを図れるように二種類のレッスンを用意しました。以下で それらを説明します。
主張する英語 A (専門分野の英語)
このコースは会社や大学で専門性の高いお仕事をされている方が英語によるより高い説明能力や自説をしっかり主張する能力を身につけて いただけるために設けました。
レッスンの最初は過去1週間の近況報告です。これはウォームアップのためですから何を話されても構いませんがお仕事や研究の進捗状況 や同僚、学生などとのやりとりなどできれば専門分野のお仕事に何らかかかわることを話されるほうが、専門英語の向上に少しでも役立つ のではないかと思います。(無論、お話の内容は他言いたしません。)次に、最新の英字新聞からの切り抜きや、アメリカのテレビニュー ス、またYOUTUBEやTEDなどからのビデオ・クリップなどを素材にして専門分野に直接・間接にかかわるトピックについて英語で 討論します。その際は私などから出されるいくつかの質問に英語でわかりやすく、また的確に答えられるように努めて下さい。早く話す 必要はありません。専門用語を使いながら明晰にご自分の主張を伝えることが最も大切な点です。最後に、聞き取り教材として中級コー スでも使用しているインタビュー集を使って質疑応答をします。この教材はさまざまなアメリカ人が事前の準備なしにその場でインタビュア ーの質問に答えているものを集めたもので、あなたがアメリカに住み始めたらたちどころに耳にするような、さまざまな種類の英語の音に 接することができるとてもよい教材です。研究やお仕事でアメリカに住み、同僚たちと話始めたら実際に耳にする英語がそこにはあります ので将来大変役だつ練習になるはずです。
インタビュー集の正確なタイトルなどは次の通りです:

  • Brown, S.E., Lucas, C. English in everday life. McGraw Hill.
  • Brown, S.E., Lucas, C. English in the workplace. McGraw Hill.

授業料は月4回で5000円プラス消費税。入会金などはいりません。教材テキストはアマゾンでご購入ください。その他、 プリントのコピー代など小額の経費をご負担いただきます。
主張する英語 B (時事英語)
このコースは、政治・経済・社会におけるさまざまな今日的課題についてアメリカ人など外国人と活発に議論でき、また自説を明瞭に主張 できる英語力を身につけたいと望まれる方のために設けたコースです。
Aコースと同様、レッスンは過去1週間の近況報告から始まります。この近況報告はウォームアップのためですので何を話されても構いま せん。職場や家庭でのちょっとした出来事や、愉快な体験、悲しい出来事、また真近に読まれた本の感想など、日々の生活から何かを見つ けて英語で簡単に報告してください。質問などで意外に話が発展する場合は、流れにまかせて展開を楽しむ場合もあります。
ウォームアップのあとは、最近の時事問題や社会問題で生徒さん自身が気になっていることを、自分の意見を交えて、数分の英語のスピー チにま発表してもらいます。その際、意味の不明確な表現などには、教師からの「正し」がはいります。発表の後は皆でスピーチの内容に ついて感想や意見を英語で述べ合います。専門的な用語の正しい定義など何か不明の点がある場合は、インターネットで英語版ウィキペデ ィアなどにアクセスして確認します。(教室にはコンピュータとつながったテレビが置いてありますので、コンピュータの画像は皆で見る ことができます。)
スピーチの後は、最新の英字新聞からの切り抜き記事や、アメリカのニュース番組あるいはYOUTUBEなどから採られたビデオ・クリ ップなどを使いながら、そのときどきでタイムリーな話題を教師が英語で説明し、それについて質疑応答をしたり、また自分の主張を述べ 合ったりします。教師からの「正し」も適宜入れます。早く話す必要はありません。いろいろな時事・社会問題に対する自らの主張を簡 潔・明瞭にそしてしっかりと英語で表現することに全身全霊で取り組んでください。
最後は、聞き取り教材として中級コースでも使用しているインタビュー集を使っての質疑応答です。この教材はさまざまなアメリカ人が 事前の準備なしにその場でインタビュアーの質問に答えているものを集めたもので、あなたがアメリカに住み始めたらたちどころに耳にす るような、さまざまな種類の英語の音に接することができるとてもよい教材です。ひとくちにアメリカ人といっても性別や出身地、また属 する社会階層や年齢などによりさまざまに異なった発音で話します。議論において彼らの主張を理解するにはこの発音の違いに慣れておく 必要があるのです。このインタビュー集はその目的に正にうってつけの教材です。
インタビュー集の正確なタイトルなどは次の通りです:

  • Brown, S.E., Lucas, C. English in everday life. McGraw Hill.
  • Brown, S.E., Lucas, C. English in the workplace. McGraw Hill.

授業料は月4回で5000円プラス消費税。入会金などはいりません。教材テキストはアマゾンでご購入ください。その他、 プリントのコピー代など小額の経費をご負担いただきます。

6) 留学コース
アメリカの大学の授業に出てすぐに困ったことは、日本語でならごく簡単にできるさまざまな具体的手順や動作、操作の説明が英語でうま く出来ないことでした。例えば、生成文法の授業に出た時のことです。現在の生成文法では文の構造をを木の枝葉に似た形に分解して説明 するのですが、それを黒板を使って行うように先生から求められた時、図を描きながら手順を英語で説明しようとするのですがどうもうま くいきません。手順を具体的に表す英語ががうまく口をついて出ないのです。こんなこともありました。統計学の授業で、ある統計処理を 数式展開しながら具体的に説明しようとしたのですが、肝心のひとつひとつの展開をうまく英語で言い表せないのです!でも、考えてみれ ばそれも当たり前のこと。アメリカに渡る前、一般的な日常会話の練習はかなりやったものの、学校の教科で使われるさまざまな英語表現 はあまり勉強しなかったので、作図や式展開の手順を正しく表現するための英語がもともと私の頭の中には存在していなかったのです。
その後はネイティブ・スピーカーの学生たちの発表の仕方などから必要な表現を聞き覚えようと必死の努力をして少しはましなプレゼンテー ションが人前で出来るようになりましたが、途中で立ち往生してしまうのではないかというプレゼンへの恐怖感は最後まで完全には払拭で きなかったと思います。
それでも元来私はしゃべりたがりなので、たとえ片言でも思ったことは常に授業で発言するようにしていました。議論が(私の目から見て )間違った方向に向かうのを黙って見過ごすことのできない性分であることもアメリカの大学ではプラスに働いたのではないか、と思いま す。他方、多くの日本人の留学生たちは概して押し黙って授業を聞いていました。アメリカの学生の抱く日本人留学生像も、とにかく日本 人はおとなしい、というものだったと思います。あるアメリカ人の学生は、私のことを驚くべき例外と言っていました(皮肉も込めての話 ですが)。
ですが、授業中押し黙っていた日本人留学生も、実は、多くの場合キチンとした彼らなりの意見を持っていました。ただ、それを英語で 十分に説明できないために黙っていたのです。しかし、意見があるのに黙っていることは個人としてもいいことではないし、日本および 日本人の考えが世界の人に伝わらないという点からも決して望ましいことではありません。
自身のこうした経験から、日本の受験英語教育ではあまり学べない英語で議論する力を日本の若者たち、特に海外留学を考えている若者 たちにしっかりと教えなければならないという思いを、帰国後、強く抱くようになりました。このたびその思いをいよいよ自分の塾 で現実化することにしたわけです。
本コースのレッスンでは、生徒さんは毎回4つの課題に取り組みます。まず最初に、ウォーム・アップもかねて、お互いの 近況を英語で紹介しあいます。ここでは、「特にありません。」という対応は認められません。ささいなことでいいので、何かしら 報告できることをあらかじめ見つけておいて、それをレッスンの始めに紹介しあいます。次に、前のレッスンで課せられたテーマに従って、 科学や数学、歴史や文学上の基本概念の説明を英語でプレゼンします。例えば、三角関数の問題を英語で簡潔に説明する、 といった課題です。(今のあなたにそれが可能か、振り返ってみてください。)毎回のテーマは次に述べる三つ目の活動で提示されます。 さて、その三つ目の活動というのが、ある学問概念の英語による説明の聞き取り練習です。毎回、アメリカの教科書や科学雑誌のコピー などを使って主要教科の基本概念を私が英語で説明します。上でも挙げた三角関数の公式とそれを用いた問題の解き方、などがその一例で す。(社会科学でいえば、民主主義の定義などが好例でしょう。)生徒さんには、プリントを見ながら説明を聞く中で、それぞれの 概念の英語による説明の仕方のイメージを創り上げてもらいます。英語による質疑応答のあと、私がその日の説明に基づくプレゼンのテー マを与えますので、生徒さんはそのテーマについてのプレゼンを自宅で準備して次回のレッスンで発表する、という手順です。 レッスンの最後は、アメリカ社会で生活するのに必要なことがらを学ぶ活動に費やします。DVDやインターネット(特 にYOU TUBE)またアメリカで発行された生活会話CDなど多彩な視聴覚教材を用いながら、毎回テーマをひとつに絞ってアメリカ社会の しきたりなどを英語で紹介し、正しい対応法を英語での質疑・討論などを通じて学んでいくという活動となります。
勿論、このコースでもレッスンの原則はラーナー・センター・アプローチ。さまざまな見本や実例を紹介する中で、生徒さんが自らの力で 自分なりの討論・発表能力を創りあげていくことを最大の目標に置いてレッスンを行っていきます。
授業料は月4回のレッスンで10000円、1レッスン1時間30分で設定しています。入会金その他、一切要りません。1名からでもレッスンを行います。
当面土曜日の午前の枠をこのコース専用に空けております。

[時間]

月、火、木、金、土曜の午前10:00くらいから午後9:00くらいまでをレッスン時間として設定しております。 できるだけ生徒さんのご要望に応じて、1時間のレッスン時間を設定いたします。

[今月のレッスン表]

    
Monday TuesdayThursday Friday Saturday
午前 10:00 - 11:00 10:30 - 11:30 空き 空き 10:30 - 11:30
午後 16:00 - 17:00 13:30 - 14:30 13:30 - 14:30 15:00 - 16:00 14:00 - 15:00
夕方 空き 空き 19:30 - 20:30 空き 空き

(令和02年1月22日現在)

[注意]   各レッスンとも現在1〜2名規模で行っています。既存のレッスン枠をお望み の場合、しばらく単独でレッスンを受けていただいた後に合流していただくことがあります。レベルがどうしても合わない場合は、 別の時間帯での単独レッスンをお願いすることもあることをご了承ください。既存の時間帯以外で受講をお望みの場合、出来る限りご要望 に沿うようにレッスン時間を設定いたします。なお、「空き」 は現在自由にお取りいただける時間を示します。

[当塾の場所]

山口市宮野下184−2(郵便番号753−0011)JR山口線宮野駅下車徒歩およそ18分。または防長バス 山口県立大学前バス停より徒歩10分。 (ご希望により、道順を覚えて戴くまで駅より私の車で当塾までご案内させていただきます。) また普通車2台分の駐車スペースを 確保しております。
なお、当塾周辺の略図をご覧になるにはここをクリック。(現在、山口市の公共下水道の工事が 当塾近辺で行われており、日により場所を変えて交通規制が行われております。当塾の生徒さんの話では、交通規制が行われている日でも ナビがあればなんとか当塾に行き着けるそうですが、初来者がナビなしに当塾の略図のみで当塾に来られることはなかなか困難とのことで す。そんなときは、携帯電話で当塾にお電話いただければそのつど詳しく最短のルートをお伝えします。)

グーグルマップ

[塾長の略歴]

大阪の公立高校で英語を教えた後、42歳でアメリカに渡り自然的学習にて英語を覚えなおす。
1996年、ルイジアナ州立ニューオリンズ大学教育学部修士課程卒業。移民英語教育の教師資格取得。
2004年、テネシー州立大学教育学部博士課程卒業。アジアからの留学生を対象にした英語の自然的学習の研究で博士号取得。

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これが私です。

大阪の公立高校で英語を教えたのち、40歳を過ぎて街角で一から本当の英語を勉強しなおそうと 決意して最初に暮らし始めたアメリカの町がニューオーりンズでした。この多文化の町には、ですから、本当にたくさんの思い出がありま す。

最初ロヨラ大学というセント・チャールズ・アベニュー沿いにあるカソリック系のの小さな大学付属の英会 話学校で、20歳近く年の離れた主に中南米からの若者たちと「アメリカで生き残る英語」を半年足らず学んだのでしたが、この英会話 学校は午前中で授業が終わったので昼からは左欄の写真にもあるストリートカーに乗って、よくダウンタウンに出かけました。ニューオリ ンズのダウンタウンといえばフレンチ・クオーターが有名ですが、私はむしろ同じダウン・タウンでもジャクソン・スクエアに接したミシ シッピー川の景色が好きで、よくそこでミシシッピー川を行きかう船を眺めてひと時過ごしました。

また、ロヨラ大学の近くには、オーデュボン公園というリスが遊ぶ広々とした公園があり、その公園の 先には動物園があり、動物園のまた先にはミシシッピー川の土手があって、その土手で土色に濁った豊かに滔々と流れる川の水を眺めて心 を休めたものです。

ニューオリンズはジャズの発祥地としても有名なアメリカの一大観光地ですが、その本当の姿は多分悲しみの 町です。華やかな大通りから一歩バックストリートに入ると、そこには貧しい黒人たちの暮らしがあります。夕日に赤く染まった彼らの小 さな家々を眺めるたびに私はなんだか胸が締めつけられました。この夕日の美しさに隠された貧しさ。それが教会の塔のシルエットにい っそう強調される。そんな感じでした。

ニューオリンズは私の第二の故郷です。この町を想うたび、どうしたらこの町の黒人たちの力に少しでも なれるのか、今も真剣に悩み続けています。